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現在、ニュースになっている「異次元の少子化対策」ですが、
いやあ、本当に異次元だなあ、と思わざるをえないですね。
ちょっと計算をしてみたいと思います。
高校生に月1万円を支給するという対策。(+)
財源は社会保険料で月500円の負担増。(▲)
二重手当をしないという意味で16~18歳の扶養控除の廃止。(▲)
つまりどういうことか計算してみたいと思います。
高校生の子どもがいる共働き世帯で考えます。
所得税率は20%台とします。
年間の収入増:1万円×12ヶ月=+12万円
社会保険増で手取りが減:500円×12ヶ月×2人(夫婦)=▲1万円2千円
扶養控除廃止で手取りが減:所得税+市県民税の減
所得税:38万円×20.42%=▲77,596円
市県民税:33万円×10%=▲33,000円
年間収入の増が、120,000円。
年間収入の減が、122,596円。
減のほうが、2,596円多くなります。
異次元ですね。
何をしたいんでしょう?
優秀な頭脳の官僚が集まっているはずなのに、
なぜ政治家にこんな政策の発信をさせたのでしょう?
ちょっとよく分からないです。
政治に対してはノーコメントは貫くようにしている私ですが、
これはちょっと意味不明です。(^-^;
予想であれこれ言うべきではないんでしょうが、
これはなんなんでしょうね。
でも、それはそれとして、
自分の身を守るのは自分しかないので、
今週も頑張りましょう。