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相続でもめる・もめない、
何が違うのかなあと思い返してみると、
亡くなった親の子ども達への接し方が違うなあ、
とつくづく思います。
もめなかったお父さん(被相続人)の場合、
嫁にいった娘にも、家に残った子どもにも、平等に接していた、
ということがうかがえます。
そして、その子ども達一人ひとりに、自分の思いを伝えています。
若干の差はついていたとしても、それにはちゃんと理由があり、
(家をこれから守ってほしいとか、介護の感謝の気持ちなど)
その理由をちゃんと兄弟全員が納得するよう伝えています。
もめたお父さん(被相続人)の場合、
子ども達とのコミュニケーションがうまくいってなかったんだろう、
ということを感じざるをえません。
家を継いだ長男としか交流がなかったと思われるケース、
認知症で誰ともコミュニケーションがとれなくなっていたケース、
「子ども達は分かってくれている」と自分で思い込んでいたケース。
そう考えると、
元気なうちに子ども達全員とコミュニケーションをしっかりとること、が
相続を円満にするために大事なことなんだろうと思います。
日頃からコミュニケーションをとることも大事ですし、
遺言やエンディングノートに「思い」をしたためることも大事です。
愛情を子ども達全員に届け続けることが大事だと思います。
テクニックではなく、「心」の問題だなあとつくづく思います。
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