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そもそも「白色」「青色」とは?
確定申告にあたり、何も手続きをしなかったら「白色申告」、
承認申請書を出して、ちゃんと帳簿をつけたら「青色申告」、
ちゃんと帳簿をつけて「青色申告」をすれば、
税金を少なくするためのいろんな特典を受けることができます。
でも、「青色申告」の承認を受けているのに、ちゃんと帳簿つけなかったら、
「青色申告」を取り消されて「白色申告」に戻ることになります。
特典が受けれなくなるんですね。
なぜ、色で呼び分けているかというと、
昔は文字通り、申告書に色がついていたのです。
その名残なんですね。
帳簿をつけたくないから「白色申告」?
じゃあちゃんと帳簿をつけたくないので、
「白色申告でいいです」という人が出てきそうですが、
実は法律が変わって「白色申告」でちゃんとした帳簿が必要になってます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2080.htm
最初は帳簿に関しては「青色申告」「白色申告」の差がありましたが、
今ではもうなくなったと言っていいでしょう。
だったら、「青色申告」の方が特典があるので、
「青色申告」の方がいいですよね。
青色申告の特典
いろいろあります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm
一番大きいのは「青色申告特別控除」ではないでしょうか。
ちゃんと帳簿をつけているだけで、
10万円を経費としていい、という制度です。
複式簿記で帳簿をつければ55万円に増額。
さらに電子申告をすれば65万円まで増額されます。
これはお得ですね。
他にも家族への給料を経費にできるのも青色申告が条件です。
減価償却でも、白色だと10万円以上からですが、
青色の場合は30万円未満なら一発経費にできます。
他にも赤字の繰越が3年間できたりとか。
細かい制度の説明は他の回にしようと思います。
結局、どっちがいいの?
現状、「白色申告」でも「青色申告」でも
帳簿をちゃんとつけないといけないことに変わりありません。
だったら、「青色申告」のほうがいいですよね。特典がついてくるんですから。
もっとそもそもの話をしていいでしょうか?
商売をやるんだったら、帳簿をつけて、数字を管理することが絶対必要です。
「もうかってるのか、もうかってないのか、よく分からん」では、
商売がうまくいくはずがありません。
地図を持たずに目的地を目指すのと同じです。
商売をやるんなら帳簿をつけるのは当たり前!
帳簿をつけるのなら「青色申告」が当たり前!
しっかり「青色申告」でいきましょう!
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/kichou03.pdf