スポンサーリンク

「副業の申告」という市場を、税理士マーケティングでこう考えた。

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のエッセイ」へようこそ!

これからの時代「副業」なんでしょうか。

政府は副業を推進していますし、

県内トップの企業が従業員の副業を解禁しました。

「副業」が盛んになってきましたね。

実際、世間を見回してみると、

ネット販売、仮装通貨、FX取引、

いろいろ副収入を得る環境ができていますね。

税理士的な視点で見ると、

「ちゃんと確定申告してますか?」

「税務署はあなたの収入、ほとんど把握してますよ。」

と考えてしまいます。

ちゃんとした人なら「確定申告はしないといけない」ということは

理解できているはずだと思います。

これから副業の確定申告はどんどん増えてくるはずです。

さて、税理士がその状況で活躍できる場があるかどうかということです。

まず、副業収入のある人が、税理士に仕事を依頼するかどうか、

ということを考えてみました。

例えば、法人で経営をしている方の場合、ほとんどの方は

「税理士は必要」というふうに考えていると思います。

法人税の申告書は複雑ですし、複式簿記による計算も必須です。

税制も毎年コロコロ変わります。

自前の戦力でやるのは無理だと考える方がほとんどです。

次に、個人事業者はどうか?

法人とは違って、自分で申告するという選択肢を選ぶ人が多くなります。

複式簿記によらない計算でも、確定申告をすることができますし、

税制が変わって複雑になっても、さほど影響が出ないという人も多くいますから。

では、副業収入がある人はどうでしょう?

現状では「税理士に依頼する」という発想がない人が多いのではないかと推測します。

事業者の場合は、税理士に依頼して時間を面倒なところにかけずに、

そこで浮いた時間を本業に集中する、という考え方を持っています。

そういった点で、税理士に対してお金を払う価値、というものを感じていると思います。

で、副業の方にその考えがあるかどうかというと・・・

ちょっとないのではないかと思います。(^-^;

そもそも、本業が別にあっての副業なので、

そこで税理士を雇うことで、更なるステップアップを!

とはならないんじゃないかな、と思ったりしています。

そして、そんな考え方が根本にあるので、

「税理士にお金をかけたくない」

という人が多くなってくるんじゃないか、と推測しております。

以上の点を考慮すると、

税理士が副業申告をターゲットに営業するのであれば、

「薄利多売」のやり方でできる税理士しかできないんじゃないかな、

と考えております。

うちのような小規模事務所は手を出すマーケットじゃないのかな、

と考えたりしております。

ただ、未来永劫そういうことではないとは思います。

副業の方も「税理士にお金をかけよう」という風潮が出て来るかもしれないし、

そもそも法人も「税理士はいらない」という時代が来るかもしれません。

ただ今は、副業申告は狙うべきターゲットじゃないのかと思っています。

将来どうなるかは分かりませんけど、

私のブログも副業収入の方向けの記事は期待薄ということになるでしょうか。(^-^;

ご了承ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

芸術闘争論 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥620から
(2023/7/22 09:31時点)