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個人と法人の会計の決定的な違い

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

個人から法人になると、

会計の面で決定的に違うことがあります。

個人では、収入から経費を差し引いたものが所得(利益)です。

法人では、収入から経費を差し引いたものが利益です。

・・・こう書くと同じです。(^-^;

まどろっこしくてすいません。

何が違うかというと、経費の中身が違うんですね。

法人では経営者個人に支払う給料(役員報酬)がありますが、

これは経費になるんです。

一方、個人では経営者個人の給料は経費にはなりません。

形式上、利益から生活費(給料)をとるという形になります。

つまり、法人では生活費(役員報酬)を取った「後」のものが利益、

個人では生活費を取る「前」のものが利益なのです。

なので、同じ「黒字」でも意味合いが違うんですね。

法人で黒字になったときは、

生活費を取った後でも黒字ということになるので、

「よかったよかった」という話になります。

個人で黒字のときは、事業が黒字というだけで、

そこから生活費が捻出できるかどうかは別問題です。

黒字が50万円出たとしても、

その50万円じゃ生活費として足りないんじゃないですか?

ということになります。

経費の中身が違うので、

利益の意味合いも変わってくるんですね。

ご理解いただけましたでしょうか?

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