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売上を計上するタイミングとは?

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

さて、経理処理には原則というものがあります。

タイトルに書いた「売上」、

どの時点で計上するのが正解でしょうか?

次の3つから選んでください。

1.モノを引き渡した日(サービスを提供した日)

2.請求書を発行した日

3.入金があった日

チッチッチッ・・・

正解は1です。

モノを引き渡した日(サービスを提供した日)が正解です。

でも、普段の経理実務ではこのタイミングでは計上していません。

実務で多いケースは、2の請求書を発行した日、かと思います。

でも、原則は1です。

では経理実務が間違っているかというと、

そういうわけではありません。

実務上、モノを渡した日にいちいち経理していたら、

仕訳の量がとんでもなく多くなってしまいます。

なので、手間を考慮して、

期中は簡便的な方法の2で計上して、

最後の決算で1に合わせる、

という経理をするのが正解です。

つまり、

期中は請求書で売上を計上します。

仕訳はこうなります。

(売掛金)(売上高)xxxx

そして入金があったらこう仕訳します。

(預金)(売掛金)xxxx

しかし、これだと、期末でこんなことが起こりえます。

「請求書はまだ発行していないけど、モノを渡し済み。」

そんなときは、渡し済みの取引を別に集計して、

決算でこのような仕訳をするのです。

決算(売掛金)(売上高)xxxx

これで、当期の渡し済みの取引が全て反映されるのです。

ちなみに、税務署の税務調査時はここ狙われます。

いわゆる「期ズレ」と言われる修正点です。

期中は請求書ベースですが、決算で渡し済みベースへ修正する、

そんなイメージで考えましょう。

さあ、今週も1週間がんばりましょう。

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