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税務署が認めたわけではないんですよ

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

よくある勘違いについて。

ある昼下がりの会話から。

「確定申告、あの内容でよかったのか心配だったけど、

税務署に持って行ったら、ちゃんと受け取ってくれた。

だから、田中さんもその内容で申告しても大丈夫だよ!」

重大な勘違いがここにあります。(^-^;

税務署は「受け取った」だけで、

「認めた」わけではないのです。

だから「大丈夫」ではありません。

極端な話、税務署はどんな申告書でも「受け取り」ます。

それは「認めた」ということではないんです。

では「認める」のは、どの段階なんでしょうか?

それは、税務署での「調査」が終わったときに、

「認められた」と言えると思います。

そしてこの「調査」、税務署内部で終わるものもあれば、

いわゆる「実地調査」で立ち会い調査になるものもあります。

「実地調査」なら、いつ終わったか(=「認められたか」)ハッキリしますね。

でも、税務署内部の調査で終わったら、

一般市民からすると、いつ「認められたか」分からないというのが実情です。

まあ、税務には時効があるので、

7年経てば「ああ、認められたんだな」ということは分かります。

ちょっと、話はややこしくなりましたが、

要は、税務署が「受け取った」イコール「認められた」ではないということです。

「俺が大丈夫だったらか、お前も大丈夫だよ!」

なんて知り合いに言われても、鵜呑みにしないようにしましょう。

それは「税務署が受け取っただけ」の可能性があります。

「税務署の実地調査があって認められた」

「税理士がオッケーと言ってくれた」

このような根拠があって初めて「大丈夫」と言える、

そういう認識でいましょう。

うまい話を鵜呑みにして、痛い目に会わないように気をつけましょう。

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