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独立開業する士業・ホームページを持たない士業について私が思うこと

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

マーケティングのフレームワークとして「4P」があります。

マーケティングを語る上で大事な「4つの戦略」です。

そもそも士業はマーケティングに疎(うと)いと言われていますが、

その「4つのP」のうち、一番疎いと思うものについて、

私が普段、考えていることをお話したいと思います。

まず「4P」ですが、以下の4つです。

商品(Product):どんなサービスを提供するか

価格(Price):いくらで提供するか

流通(Place):どうやってサービスを提供するか

販促(Promotion):どうやって知ってもらうか

士業が一番疎いものは何か?

販促(Promotion)ですね。

まず、現状の前提条件として、

士業がお客様を獲得するときの一番多いルートは「紹介」です。

士業どうしでの紹介。

お客様からの紹介。

銀行からの紹介。

言い換えると、紹介のルートさえ確保していれば、

営業活動をしなくても、お客様は確保できます。

食べていけるというのが現状だと思っています。

しかし見方を変えると、

紹介のルートを持たずに独立開業する場合、

これは大変至難な業(わざ)です。

いくら税法に詳しい税理士でも、集客ができなければ、

税理士として継続していけません。

紹介ルートがないまま独立すると、

食べていけるようになるまで、相当な苦労が必要です。

となると、必要なことは、

自ら集客するためのルートを開発することです。

方法は大きく分けて2つ。

1.紹介を通さず、直接お客様を集客する方法。

2.紹介のルートを新しく開拓する方法。

これが、士業の生命線です。

実はこれも大きなツボだったりします。

士業の大きな集客方法は「紹介」であることを

理解していないケースがあります。

そんな人は、1の直接集客だけに力を注いでしまいます。

本来、大きな収益源である2の紹介ルート開拓がおろそかになります。

これでは、集客はままなりません。

地方では、ネット活用がまだまだ進まず、

アナログの人のつながりの方が強いので、

2の紹介ルート開拓こそが王道になっていると思っています。

地方ではまだまだPromotion(販促)は紹介がメインだと思っています。

ちょっとここから、視点を変えます。

しかし、将来的にずっとそうでしょうか?

紹介ルートがずっと王道であり続けるのでしょうか?

なぜそんな疑問を呈したかというと、

若者はどんどんネット社会に軸足を移しているからです。

アナログの人のつながりの社会から、

ネット上のでつながりに軸足を移している人が増えています。

士業のマーケティングも、

2の紹介ルート開拓(アナログなつながり)から、

1の直接集客(デジタルなつながり)への比重が高まっていると思います。

あくまで比重の問題です。

アナログがなくなることはないと思いますが、

デジタルが増えるのだろう、と思っています。

そうなると、デジタル社会の人から見ると、

ホームページすら持たない士業の事務所は、

「この世に存在しないのと同じ」なんです。

こわいですね。

新型コロナで社会のデジタル化がかなり進みました。

士業のマーケティングも今までどおりというわけにはいかないのでは?

と私は思っています。

2の紹介ルート開拓だけに頼った集客方法ではダメで、

1の直接集客にも力を入れていかないといけないと思っています。

変化に対応していく必要があると思っています。

また、時間があるときに、この問題をもう少し深堀りしたいと思います。

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