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遺言にはどんな役割があるか?
誰に何を相続させたいのか、を書く。
大事なことです。
でも、もう1つ大事な役割があります。
それは「思いを伝えること」です。
遺言には「付言事項」という項目があります。
そこには「思い」を書くのです。
法律的な効力はありません。
でも、法律と同じくらい大切な、
ひょっとしたら法律よりももっと大切なことを、
「付言事項」で残すことができます。
生前に思っていた家族への感謝の気持ち、
自分が死んだ後に家族にどうしてほしいかの思い、
なぜ財産をそう分けたのかの理由・思い、
法律では伝えきれない思いを書くことができます。
特に「感謝の気持ち」、大事です。
本当に最後に伝える気持ちです。
家族がどれだけその気持ちを聞いて喜ぶか、
何度か私も目にしてきました。
もう二度と会って話すことのできない人、それも最愛の人。
その人から死後に届くお手紙です。
本人はもうすでにそこにはいないにも関わらず、
まるでそこにいるかのような気持ちになります。
そんな気持ちのこもったお手紙を家族に送るのです。
それが「付言事項」です。
相続に限らず、「思い」や「気持ち」はとても大切なことです。
相続で「思い」や「気持ち」を伝えることができるのが「付言事項」です。
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