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よくある困ったこと。
「○○って聞いたんですけど、これで私の税金も減らせますよね!」
それに対するよくある私の返事。
「そんな話、どこで聞きましたか?」
なぜそういうことが起こるのでしょうか?
1.出所不明の全くの嘘情報
誰から聞いたかというと、飲み屋の常連さんから聞いた、など。(^-^;
全く根拠のない情報です。
なぜ、そんなことになるのか想像もできません。
2.自分の都合のいいところのつまみ食い
例えば、青色申告特別控除65万円とれますよね?
と白色の人が言ってたり。(^-^;
税制上の特典を受けるためには、
「条件」が必要なケースがほとんどなんですが、
その「条件」の部分がすっかり抜け落ちてるんですね。
このケース、もちろん税理士ではない人が情報源です。
その人は「○○の非課税制度が成立」という新聞の見出しを見て、
その条件に全く該当しない人に、それを伝えるようなことも。
その情報を教えてもらった人は「私も該当する!」と思い込みます。
私が「それは違いますよ。」とお伝えてしても、
初見の私よりも、その教えてくれた人への信用度が高く、
すぐに私の言うことを信用してくれません。
社会的信用度が高い人が誤った情報を流すと、
その誤った情報が口づてでどんどん広がります。
本当に困ったことです。
特に、普段、税理士との付き合いのない人からすると、
そもそも税理士に馴染みがないので、
税理士のほうが正しいという認識がないのかもしれないなあ、
なんて思っています。
個別のケースの税務助言は税理士しかできませんが、
一般的な税務については税理士でなくても説明できます。
そんなときは、「詳しいことは税理士へ」
と一言付け足していただけると、
とても嬉しいなと思う今日この頃です。
そして、税務に関するいい情報を教えてもらった方も、
今一度、税理士に確認する慎重さをお願いしたいと思います。
「うまい話には気をつけろ」という言葉もありますし。(^-^)