野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のエッセイ」へようこそ!
後頭部の寝ぐせに1日中気がつかない今日この頃。(>_<)
さて、相続の本をいろいろと読むんですが、
やはり遺産争いの問題は避けて通れません。
で、ちょっと思ったのが、
こんなシチュエーションがあります。
地方で親と同居している長男と、東京で就職した二男。
そのシチュエーションでエピソードが書かれます。
エピソードなので、どちらかが主役になるわけですが、
本の出版社は東京にあるせいか(?)、
主役は東京に住む二男です。
どういう書かれ方になっているかというと、
法律にある法定相続分通り相続したいという常識人の二男に対して、
二男に1円も渡したくないという強欲な長男、
という設定です。(^-^;
ん~、どうなんでしょう?
ちなみに、私は地方で仕事をしているので、
この状況が逆になります。
先祖代々の財産を引き継ぐことで「家」を守ろうとする責任感の強い長男、
めったに顔を出さないのに、法律を盾に財産をもらおうとする強欲な二男、
という設定になります。(^-^;
どちらが正しいということはないんだと思います。
お互いが持っている「正義」が違うだけだと思います。
地方にいれば、長男を「正義」と考える人が多いし、
東京にいれば、二男を「正義」と考える人が多い。
ちなみに、法律は法定相続割合というものを定めてはいますが、
話し合いで違う割合で相続分が決まれば、
その割合でいいということになっています。
どちらでもいいんです。
なんとか仲良くやってほしいな、と思う今日この頃です。