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最近の税理士業界は評判が悪いようです。
税理士試験を受験する人は減っています。
給料は安いと言われています。
中小企業はどんどん減って顧客が減っていると言われています。
税理士業界は目指さないほうがいい業界?
いやいや、
長期的な視点で見直してみませんか?
税理士業界はAIにとってかわられると言われていますが、
AIを使うのはやはり人間です。
税務のスキル、会計のスキルはとても重宝がられます。
まさに「手に職」です。
AIを使いこなすこともスキルです。
例え税理士という国家資格がなくなってもスキルは残ります。
問題はそのスキルを活かせるかどうかであって、
資格があるかどうかではないはずです。
「手に職」は資格を超えた価値があります。
給料は安いという指摘はどうか?
給料が安いのは事実でしょう。
しかし、生涯収入を考えてみたら?
税理士という国家資格があるうちは、
他の人は参入したくても参入できないという
頑強な障壁があります。
これは大きな武器です。
もし、資格制度がなくなってもスキルは残ります。
そのスキルを活かせれば収入は後からついてきます。
そして、そのスキルを60歳を過ぎても活かせれば?
今、時給が900円か1000円かなんて
長い人生から見ると小さな問題に見えてきます。
職業人として成長すると、単位が変わってきます。
千円単位が万円単位になり、万円単位が十万円単位になります。
そこまで見据えた思考が必要です。
顧客である中小企業が減っていることはどうか?
先に書いたとおり、税務や会計のスキルは重宝がられます。
これは税務や会計の価値が変わらない限り変わらないことです。
今の会計は中世ヨーロッパで確立されました。
それが延々と続いています。
数々の恐慌や戦争、産業革命、好景気も不景気も経て来ました。
このスキルの重要性は、あと数年で変わるのか?
私は変わらないと思います。
目先の評判や時給で職業を選ぶべきではない、
そう私は思います。
思いもよらぬことが起こらなければ、
人生は数十年続きます。
長い時間軸で物事を考えてみたらどうでしょう。
時給1200円だからで選ぶのではなく、
週休3日で残業がないからで選ぶのではなく、
自分の人生をどうしたいのか、
その視点で考えてみたらどうでしょう。
税理士業界は評判ほど悪い業界ではないと思います。