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客を取った、取られた

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

プライベート分を含め、年賀状をすべて出し終えた川下です。

年内にやらないといけないことが、これで1つ減りました。

あと、いくつあるんだろう?

さて、税理士業界は狭い業界です。

少なくとも北陸では。

税理士は必ず「税理士会」に所属しなければなりません。

これは法律で決まっています。

そしてその「税理士会」では税理士会が定期的に集まります。

税理士会として活動だったり、研修だったり。

税理士どうしは「密」な関係だったりします。

そしてその税理士会内部の十省の一つに、こんな一文があります。

「他の税理士の業務を侵害するような行為をしていないか」

他の税理士の悪口を言って信頼を失わせて、

自分のお客様になるよう誘導することはこれに該当します。

これで問題が起こるのです。

お客様が税理士を替えるとき、

なぜ税理士を替えようと思ったのか?

ということですね。

ほとんどの場合、税理士を替えるときは

前の税理士に不満があるときです。

その不満もケースバイケースで

本当に税理士に非がある場合もあれば、

お客様に問題があったり、両方に非があったりなど、

ケースによってバラバラです。

しかし、お客様が「税理士が悪い」と思っていて、

税理士は「悪いことをしたことはない」と思っていたら、

替えられた税理士は「業務を侵害された」と

考えるかもしれません。

「税理士としての品位のない行動をする人がいて客をとられた」

と思ってしまうわけです。

でも、お客様からすると

「あんた、何言ってるの?そこが問題なんだよ。」

という感じですね。

新しい税理士になる話をもちかけられた人は、

替えられた税理士とお客様の間に何があったのか?

双方の言い分はどうなのか?

ということは知る由もありません。

「お客様の言うことはもっともだ」

「しかし、前の税理士からクレームが来るかもしれない」

「さあ、どう考えるべきだろう?」

前の税理士が仲のいい税理士なら

どんな事情があったのか聞くこともできます。

でも、話をしたことがない税理士さんだったら?

知っていても話しかけにくいオーラを出してる税理士だったら?

そんな事情もあり、

「税理士を替えたいと思っています。」という相談は、

手放しで「ありがとうございます!」という話ではなかったりします。

いろんな問題を含んでいる可能性があるからです。

この相談は一筋縄ではいかない問題です。

ん~、悩ましいです。

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