野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
少し気になる記事があったのでご紹介します。
とあるスーパーで、セルフレジを導入しました。
しかし、年配者の多い地区で、ほとんどの人はセルフレジを使わず、
有人レジに長い行列ができていた、とのこと。
そこで、そのスーパーは、
「セルフレジ限定でポイント5倍!」を打ち出したところ、
年配者もセルフレジを使い始めるようになりました。
というお話です。
ここで着目すべきは2点です。
まず、1点目。
新しいものの導入、特に提供者側だけにメリットのあるもの、
(セルフレジによる人件費削減)については、
お客様は思うようには動いてくれない、ということです。
当然ですよね。
お客様にとっては面倒なだけですから。
提供者側の都合は、お客様には関係がありません。
そして2点目。
上記のような状況でも、お客様にとってメリットがあれば、
お客様は新しいものに取り組んでくれる、ということです。
(ポイント5倍)
提供者側にメリットのあるものを導入しようとしたら、
お客様側にもメリットを提供する必要があるということですね。
もちろん、大前提ではありますが、
お客様が「メリットである」と感じるものじゃないといけませんね。
提供者側が一方的に「これはお客様のメリットです!」と言っても、
それをお客様が「自分のメリットだ!」
と感じなければ意味がありません。
お客様が「メリットだ!」と感じないものを、
提供者側が一方的に提供することは「経営上の失敗」です。
お客様のほうを向いてビジネスをしていない証拠です。
その意味で、このスーパーの「ポイント5倍」は、
見事にお客様の心をつかんだのでしょうね。
クラウド会計ソフトも従来型の会計ソフトに比べると
まだまだ歴史が浅いものです。
税理士事務所として、
クラウド会計ソフトをおすすめするときには、
税理士事務所目線だけでおすすめしてはいけない、
お客様目線でどうなのか?
そんな意識を持ち続けることが大事だなと思った次第です。
クラウド会計ソフトにどんなメリットを感じていますか?
お客様の声を聞いて、そのメリットを大事にして、
会計ソフトの提案をしていきたいなと思う今日この頃です。