スポンサーリンク

生命保険は出口課税

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

ほとんどの場合、

生命保険の契約者を変えただけでは、

税金が発生することがありません。

では、どんなときに生命保険の税金が発生するのか?

それは、解約や満期、保険事故が発生したときです。

このとき、問題になるのは以下のことがらです。

1.誰が保険料を負担していたか?

2.保険金などの支払いの原因は?

3.誰が保険金をもらったか?

例えば、このケース。

1.保険料を負担していたのは亡くなったお父さん

2.原因はお父さんの死亡

3.もらったのは長男

長男に相続税がかかりますね。

では、このケースでは?

1.保険料を負担していたのは今も元気なお父さん

2.原因は満期(死亡ではない)

3.もらったのは長男

原因が死亡ではないので、長男に贈与税がかかります。

気がついた方もいらっしゃると思いますが、

保険契約者が誰かは問題になっていません。

契約者が問題ではなく、保険料負担者が問題なんですね。

ほとんどの場合、保険契約者イコール保険料負担者ですが、

まれにそうではないこともあります。

(保険契約者が長男だけど、父親の口座から保険料引落しの場合など)

なので、私たち税理士は契約者が誰かということよりも、

どの口座から保険料が引き落としになっているかを、

気をつけるようにしています。

したがって、

保険契約者を誰で契約するか?ではなく、

保険金の支払いするようなことがあった時点で、

保険料負担者が誰だったか?

入口ではなく、出口の時点でどうだったか?

が税金では大きな問題になってくるというわけです。

これを「出口課税」と呼んでいます。

詳しい課税関係は今回は省略させていただきます。

ご了承ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

芸術闘争論 (幻冬舎文庫)

新品価格
¥620から
(2023/7/22 09:31時点)