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年末調整は個人情報保護の観点で問題あり?

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

河野大臣の「年末調整廃止」「国民皆確定申告」について。(^-^)

いろんなニュースやコメントを見ていると、

今の状態を変える必要がない、

という方は多くいらっしゃいます。

どんなことでも、変化を好まない人はいるので、

それはもうしょうがないことなのかもしれません。

でも、

今の年末調整の制度って、そんないい制度かというと、

決してそんなことはないと思うんです。

よく言われているのが、

1.会社の総務部門の負担

です。

社員全員の確定申告を代わりにやってるようなもんですからね。

「国民全員が確定申告なんて大変だ!」なんて言ってますが、

今は総務部門が社員全員の分をやってますから。

相当な負担を企業に強いているのが実態です。

2.国民の納税への無関心・政治への無関心

これは以前のブログで書いたとおりですので省略。

そしてこの問題点です。

3.年末調整のため、個人情報が会社に筒抜け

所得税の計算には、扶養家族などの情報を、

会社に報告しないといけないんですね。

年末調整のときに配られる「扶養控除等申告書」がそれです。

これに何を書いているかというと、

扶養家族とか障害者がいるかとか。

それらの情報を会社の総務部門担当者が全部把握することになるんです。

「Aさんの子ども、30歳過ぎてもまだ独身なんだ」とか、

「Bさんの奥さん、特別障害者なんだね、大変だね」とか、

そんな話が総務部門担当者の間でされててもおかしくないんです。

個人情報にうるさい昨今、この状況はよいのでしょうか?(^-^;

マイナンバーがしっかり軌道に乗ればどうなるか?

子どもが扶養に入れる収入状況かどうかとか、

家族に障害者として登録されているかどうかとか、

一気に連動されるような未来が来るでしょう。

そうなれば、総務部門に個人情報を報告する必要もなく、

簡単な確定申告で納税の手続きが終了になります。

マイナンバーを利用した国民皆確定申告のほうが、

個人情報にも作業負担的にも優しいやり方だと思います。

どうでしょう?(^-^;

言っておきますが、あくまで個人的な意見です。(^-^;

私は政治家になるつもりはさらさらないので、

ただの愚痴だと聞き流してもらえると幸いです。

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