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「経理・簿記の知識はいりません。」で苦しんでいるのは誰?

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

「経理・簿記の知識はいりません。」

「経理・簿記の知識はいりません。」

「画面にしたがって操作すれば、会社法に準拠した決算書までカンタンに作成できます。」

https://www.hokkokubank.co.jp/corporation/freee/index.html

某銀行の某クラウド会計ソフトについてのコメントです。(^-^;

この某クラウド会計ソフト、

「経理・簿記の知識はいりません。」という誘導もあり、

どんどんシェアを伸ばしているようですね。

実際に実務で起こっていること

しかしその一方で、おそらく、こんなことが起こってます。

・マイナスの現金残高、または財布の中に200万円の現金残。

・借入金の残高が200万円なのに、会計ソフト上では150万円。

・掛売上の取引で、請求書発行時と入金時で売上の二重計上。

このような事例は、税理士にかからず、自力でやっている事業者がほとんどと思われます。

そりゃそうですよね。

経理や簿記の知識がいらないから、税理士をつける必要なんてないですよね。

苦しんでいるのは誰?

というわけで、

この影響を受けて苦しんでいるのは誰でしょう?

1.経営状況が全く把握できない試算表を持ってこられる金融機関

融資の相談を受けても、判断のしようがないですよね。

どの項目が正しくて、どの項目が間違っているのか、判断できません。

融資の判断をする以前の問題です。

2.明らかに間違っている申告だと一目で分かる税務署

税務署はプロです。

もう一目で内容が違っていることが分かります。

でも、何が違うかは分かりません。

なので、税務調査に行かざるをえません。

しかし、この手の申告が爆発的に増えていて、もう手が回りません。

でも時間がかかってでも、税務調査には行くでしょうが。

3.「助けて」と申告1ヶ月前に相談に来られる税理士

「相談しよう」と思うだけまだましなんでしょうが、いかんせん時間がなさ過ぎます。

かつ、某クラウド会計ソフトは仕訳修正をする前提ではないプログラム構成です。

もう残念ながら、1ヶ月前では手の施しようがありません。

他をあたるようお願いするだけです。

弊事務所の運用

弊事務所ではクラウド会計ソフトをお勧めしています。

上記はあくまで、よろしくない例です。

クラウド会計ソフトはちゃんと選んだ上で、

経理・簿記の知識をふまえて運用すれば、

こんな便利なものはありません。

弊事務所でお勧めしているクラウド会計ソフトは

「マネーフォワードクラウド」です。

相談されたときはこのクラウド会計ソフトをお勧めしています。

念のために申し上げておきます。

マネーフォワードからお金はいただいておりません。

逆に、会費を支払っております。

ブログでいつも推薦しているので広告宣伝料をもらいたいぐらいですが、

逆にお金を支払っております。(^-^;

クラウド会計ソフト全般について

クラウド会計ソフトは、某クラウド会計ソフトのこの運用のせいで誤解されているようです。

クラウド会計ソフト全体が「使えない」かのような誤解をしている税理士さんもいます。

弊事務所は「マネーフォワードクラウド」を利用していますが、大変重宝しています。

全体的に、ICT化が遅れている税理士業界です。

こういった問題にもまだまだ対応が遅いように感じます。

ICT化は進むのか、掛け声だけで終わるのか。

弊事務所は前に進むことを意識していきたいと思います。

最後に

ちょっといろいろ書かせていただいた某クラウド会計ソフトですが、

ちゃんと税理士がついて、ちゃんとした運用をしている事業者さんもいらっしゃいます。

ちゃんと経理・簿記の知識に基づいた運用をしています。

某クラウド会計ソフトが全て悪いわけではありません。

ちゃんとした方もいらっしゃいます。

問題は「利用の仕方」です。

「利用の仕方」を誤った方向に導かれているのが問題なのだろうと思います。