食品の消費税1%についてどう思うか?
野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
消費税の件ですが、
どうしても政治的な話題になってしまうので、
あれこれ言いたくはないんです。
でも、まったく触れないのもどうかと思いますので、
ちょっとだけお話いたします。
まず、食品の消費税1%のもともとのきっかけは、
物価高対策だったと思います。
減税自体は手段であって、目的ではないという理解です。
なので、物価高対策になるのかどうか?
というところが問題ですが、
う~ん、どうなんでしょうね。
1.インフレの影響は?
食品の消費税が8%から1%に下がるわけですが、
今は絶賛インフレの真っ最中です。
物価なんて簡単に7%ぐらい上がるわけで、
8%から1%にしたところまで効果があるのかどうか。
食品だけ1%にしても、
農家さんや食品メーカーが購入している
機械や燃料は消費税10%なわけで、
最低賃金も上がり続けさせる方針を国は維持しているので、
人件費も上がり続けています。
下手したら、減税率よりインフレ率が大きいのでは?
そんな状況で2年後、元の税率に戻したら?
2.そもそも税込表示ってどうなん?
現在は法律で価格表示は「税込」と決まっています。
消費税が見えにくい構造になっています。
本体がいくらで、消費税がいくら、
というのをパッと見で判断しにくくなっています。
結局、消費者は総額で買うかどうかの判断をします。
消費税が減税になっても、本体価格が上がれば、
「全然変わらないじゃないか!」
となるのは普通に予想できます。
買い物のときに、
消費税がいくらかなんて見えないので、
「食品は1%なので、生活が助かるわ」
とはならないと思います。
誰が得するやり方なんでしょうね?
ちょっとプラスの面も触れておこうかと思います。
過去の実績から言って、
消費税という税金は、税率を上げたら物価も上がって、
一気に景気が冷え込む要因となることが、明らかなようです。
しかし、税率を下げる、ということは今までやったことがありません。
外国ではあるんでしょうが、日本では実績がありません。
やってみないと分からないことなので、
とりあえずやってみるのはいいのかな、と思います。
ダメだったらダメだったで反省して、
よかったらラッキー、と考えるのもありかなと思います。
まあ、とにかく、
政治が自分の思うような方向にいかないからといって、
SNSに不満ばかり書き込むようなイタイ人にはならないよう
気をつけたいと思います。(^-^;



