税理士の仕事を奪っているものの正体
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もう数年前、「AIでなくなる仕事」で税理士が入っていましたね。
AIが発達し、AIの出す答えもどんどん正確になってきています。
いよいよ税理士は危ういか、となってきている感があります。
しかし、
それ以前に、すでに、税理士の仕事が減ってきている感じがします。
それもこの確定申告が近づいてきているこの時期です。
何が税理士の仕事を奪っているか?
それは、
e-Taxソフト、クラウド会計ソフト、だと思っています。
これまでは、一般の方が確定申告をするとき、
とても面倒なことがありました。
それは、
「扶養控除など、どの規定が適用されて」
「その金額はいくらで」
「申告書のどの欄に記載して」
「どう計算するのか?」
これらを紙ベースで調べて記載しないといけませんでした。
しかし、今は、
「源泉徴収票の金額をそのまま入力してください」
「扶養家族の氏名と生年月日を入力していください」
「生命保険両控除証明書の金額をそのまま入力してください」
これらの指示に従って入力するだけで、
最終的な税額まで出てきます。
なんということでしょう
あのややこしかった手続きが、ソフトの手によってこんなに簡単に!
AIが奪うはずだった税理士の仕事ですが、
すでに国税庁のe-Taxソフトや、クラウド会計ソフトベンダーによって、
かなりの数を奪われていると思われます。
税理士業界からはこんな声も聞こえてきそうです。
「でも正確性に問題がある」
「節税できるのに節税できていないんじゃないか」
確かに、知識が不足していることによって、
収める税金が過小になっていることもあるでしょう。
逆に収め過ぎになっていることもあるでしょう。
しかし、税務署も人手不足ですべてのチェックができているわけではありません。
すべての道路でスピード違反を取り締まれないのと同じです。
また、収め過ぎでもったいない、と言っても、
税理士に頼んだら費用がかかるし、どっちが得かなんて分からない、
ということもあると思います。
納税者からすれば、そこは大きな問題ではないのかもしれません。
とにかく言えることは、
そんな環境の変化がある中ではありますが、
税理士はこれからの活躍の場を探さないといけない、
ということだと思います。
携帯電話のカメラ機能の発達でフィルム業界は衰退しました、
インターネットの発達で印刷業界は苦戦しています、
どこにでもある時代の変化が税理士業界に来ただけ、
そんな時代なんだろうなと思う今日この頃です。


