AI時代のクラウド会計ソフトの矛盾
野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
最近、AI活用の勉強を掘り下げるため、
いろいろ勉強をしている川下です。
先週は「claud code」とMCPサーバーの活用の研修を受けました。
AIチャットボットとAIエージェントの違いを学びました。
対照的なのは、
AIチャットボットはPCの中にあるファイルをAIに読ませるの対し、
AIエージェントはAIがPCの中にあるファイルを操作する、
という点であることを学びました。
これはなかなか難しい問題ですね。
最近のAIは進化して、
とんでもない間違い(ハルシネーション)をする可能性は減りましたが、
まだまだ税理士から見ると、間違った答えをしてきます。
他の税理士さんに聞いても同じような意見です。
そのような状態で、
AIエージェントにPCのファイルを操作されると、
ハルシネーションに基づいて、
ファイルを間違った方向に修正されるのでは?
と考えてしまいます。
実際、AIを利用している若手税理士さんに話を聞くと、
「お客様にはその機能はいじらせていない」
という人もいます。
やはり、AIは利用する側がどうなのかという問題が大きく、
理解が少ない人がAIを利用すると間違った方向に進んでしまう
可能性はまだまだあるようです。
ちなみに、記帳代行でAIの利用が進んでいる税理士業界ですが、
うちは「streamed」を利用しています。
スキャンした領収書やクレジットカード利用明細を、
サービス提供会社に送信すると、
一定時間で各種会計ソフトに応じた仕訳データを提供してくれる、
というサービスです。
領収書等の読み取りはAIではなく、
世界の中の人件費の安いどこかでデータ化してくれる、
という内容のようです。
その提供されたデータに関しては、
各税理士で勘定科目を振り当て、それを学習させることで、
使えば使うほど勘定科目の正確性が上がる、という仕組みです。
現在、弊事務所は「streamed」で記帳代行の省力化をしています。
なかなか優秀で非常に助かっています。
入力作業だけのパートさんチームはもう不要な時代ですね。
AIやIT技術の進化は目覚ましいものがありますが、
やはりまだまだ、AIやIT技術を使いこなす
専門家の知恵は必要な状況だと感じます。
利用できるものはどんどん利用しますが、
間違った利用方法でやってしまうと、
元データがグチャグチャになり、
取り返しがつかなくなる可能性もあります。
いい例が「ぐちゃぐちゃfreee」なんでしょうね。
https://kawashita-piano.com/cloud/post-5458/
「freee」という会計ソフトが問題なのではなく、
「会計が分かってなくても大丈夫」を思い込んだ利用者が、
間違った方法で「freee」を利用しているのが問題なんですね。
そう考えると、
「freee」は導入するけど、
会計の部分はお客様にはいじらせないようにする、
というのが、いい方法なのかもしれないな、
と思ったりもしました。
利用方法を考え直すことで、
まだまだいろんな合理化ができるんだろうな、
と、可能性について、考えをあらためました。
でも、お客様に会計をいじらせないクラウド会計ソフトって・・・
そもそもクラウド会計ソフトは・・・
まあ、そう思うこと自体、古いんでしょうね。
勉強します。



