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「事業再構築補助金」は「リーンスタートアップ」を真っ向から否定するスタートアップの奨励?

野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のエッセイ」へようこそ!

リーンスタートアップというビジネス手法があります。

新しい事業を手掛けるときに、最近よく使われる手法です。

どういう手法かというと、

商品やサービスの開発→試作→お客様への提供→結果分析→開発の手直し→試作・・・

という手順を、小さく、そして素早く行い、

トライアンドエラーを短期間に繰り返すことで、

ブラッシュアップの精度を高めて、早い成功を目指す手法です。

ビジネスを始めるときに一つの前提条件を「これだ!」と決めつけて、

そこに大量な資金と時間を使ってしまい、

その結果、その前提条件がズレていたと判明したときには

すでに取返しのつかない状態になっている、ということがあります。

リーンスタートアップはそんな事態を防ぐための手法でもあります。

さて、「事業再構築補助金」です。

どうなんでしょう?

「製品等の新規性要件について(定義)」を見ると、

①過去に製造等した実績がないこと

「リーンスタートアップ」でいう、小さなトライをしていたらNGということですね。

②製造等に用いる主要な設備を変更すること

大量な資金投下をする、という必要があるんですね。

③競合他社の多くが既に製造等している製品等ではないこと

他社すらもトライアンドエラーをしていないものということですね。

④定量的に性能又は効能が異なること

実績がないので、定量的と言われても机上の空論では?

と、ツッコミどころ満載だと思ったのは私だけでしょうか?

「リーンスタートアップ」を真っ向から否定するスタートアップの奨励?

ちょっと、私が学んできたビジネススタイルでは理解できませんでした。

どのような成功に導きたいのか、私の考えが及ぶ範囲ではなさそうです。

ちょっと、この補助金の活用に関しては、私はお力になれる自信がありません。

もちろん、会計処理や税務に関してはお力にはなれますが、

ビジネスを成功させるための助言は無理そうです。

正直すぎる見解で申し訳ありません。

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